サンヨーナイロンプロデューサー
村田 基(ムラタハジメ)

村田 基
プロフィール

「王様」の愛称で親しまれ、釣りの楽しさをわかりやすく、時代にあったカタチで伝えることのできる、唯一のデモンストレーター。
釣り業界への多大な影響力はもちろん、アニメなど他業界からの接触も多く、テレビ、ビデオ、メディア等などで大活躍中。
「王様」のフィッシングスタイルに共感し、釣りを始めた人も多い。
また、彼のキャスティングテクニックは、目を見張るものがあり、遠く離れた先の目標を落とすなどミラクルキャストが感動を与えます。

彼は、3歳から釣りを始め、15歳の時バスフィッシングに出合った。
また、バスフィッシングの本質を求め、渡米を繰り返し、やがて世界の村田基へとはばたきプロバサーを越えた彼自身の独自の活動を展開。
全国各地で開催されるセミナーやイベントの参加者を中心として、より親しいコミュニケーションをつくるためファンクラブまでが結成されている。

歴史

サンヨーナイロンと言う会社のラインを扱い始めて何年か経った。
毎回のように新しい品を持ち込み「このライン使ってみてください」みたいなことを言われ続けた。

このころまでオレはアメリカのメーカーのラインを使っておりルアーのラインといえばドイツかアメリカと相場は決まっていた。日本のラインはへらや投げ磯、船用はあってもルアーに使えるラインなど存在しなかった。あるときにいつものようにサンヨーの社員が「このラインなら」と持ち込んだラインあった。おれはすぐにその場で縛り目の張力やねじれのテストをした。「どうせ、まただめだよ」と言いながら。

1984年サンヨーナイロンアプロードが生まれた瞬間だった。テストの結果、オレは「このラインをウチの店で売りたいんですけど」とお願いした。そこからオレとサンヨーナイロンとの付き合いが始まった。初代アプロード、レイニークリアーのスタートの時だった。サンヨーとの付き合いが、そして伝説のラインGT-Rの開発が始まったときでもあった。