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2023.02.27 鵜沼 一郎 |
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渓流シーズンインに向けて 2022年釣行振り返り その2 |
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大北海道大陸道東南部の見目良きノボリ・アメマス
心躍る渓流解禁まであと僅か……!幸甚たる心胆の脈動を抑えつつ、昨年未公開のショットを披露しよう!
神去月に大北海道大陸道東を中心に、二週間の車中泊釣行を楽しんだボク。あまたの美しきトラウトが多々、魂に熱狂を与えてくれたが、流すことが出来ない心覚えを心根に強く刻んでくれたのが、艶やかなノボリ・アメマスである。それは道東南部、襟裳岬を流れる河川での出来事であった。
その日、教科書通りのパターンにて、深場を点々と攻めながら遡行したのだが、とある瀬尻にテーリングを発見!
「なんでこんな浅いところに?」
漠然と疑問に思うボクであったが、ロッドを持つ腕はその疑問に悩むことなく、まるで機械のように反射的な動作となって、ミノーを放っていた。
水深が浅いので、ティップを立ててトゥイッチすると、数度目の動作でそれは飛沫を上げた。ぬるりぬるりとローリングして抵抗するも、それをいなして寄せる。なんと、そこそこの良型。52センチの婉美(えんび)なアメマスだった。
先ずは撮影! と、防水のコンパクトカメラで水に浸かったそれを納めたボク。さて、待望の動画を! とスマホを構えネットににじり寄ると、
「あれれ? いない!」
そうなのだ、彼は見事に脱獄したのである。岩魚には足が生えている≠ニ、山釣り師はよくよく言うが、いやはや、まさに這って歩いて行ってしまった彼……。コンデジにはしっかりとその姿を撮れたので、まぁいいか。
瞼を閉じると、今もそのシーンが鮮明にお脳のスクリーンに映し出される。彼は元気に襟裳の河川を泳いでいるだろうか……。
良き釣りと良き旅を。 ラヴアンドピース。
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使用タックル |
ライン:アプロード トラウトスーパーリミテッド 10ポンド ロッド:ダイワ シルバークリークAGS 66ML リール:ダイワ バリスティックLT2500 ルアー:ダイワ ワイズミノー 七零
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